「読売ウェルフェア シンポジウム2007@大阪」に参加して

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    シンポジウムは、春山満氏(螢魯鵐妊ーネットワークインターナショナル 代表取締役)の講演から始まりパネルディスカッションへと続きました。パネリストはグスタフ・ストランデル氏(スウェーデン福祉研究所所長)、森川悦明氏(オリックスリビング蠡緝充萃役)、大渕修一氏(東京都老人総合研究所 介護予防緊急対策室長)、眞鍋かをり氏(タレント)の4名で構成されていました。パネルディスカッションの内容に関してはあえて掲載するまででもなかったので、割愛させてい頂きます。

    春山氏の講演内容を簡単にまとめましたが、次のとおりです。
    日本の医療・介護現場では患者・利用者に対して、「お客様」という意識が薄い・家族からしてみればクレームを言えば退院・退所につながるため、家族は逆に脅迫されている・医師はエンジニアとして教育を受けてきたが、サービスマンとしての教育を受けていない・医師を中心としたピラミッド型から脱却しなければならない等々、20年間にわたって医療・介護の現場にて携わってきた体験談を述べられる。
    日本は長寿世界一になったが、寝たきり要介護でも世界一であり、2006年厚生労働省のデータによると、65歳以上の高齢者が自宅のベッドでなく、病院のベッドで亡くなる人の割合は82.4%である。これは欧米の3.5倍以上。日本の長寿世界一というのは、裏を返せば病院に入院し、簡単に「死なない」、「死なせない」、「死ねない」ということ。
    定年退職後の考え方も違う。米国では「ハッピーリタイアメント」、デンマークでは「グッドタイム」というが、日本では「老後」と呼ぶ。定年してからも20年、30年も続くのに日本は何故か「老いた後」という表現になってしまう。
    介護の現場に携わる人間は、「福祉」という観点でなく、究極のサービス精神を養わなければならない。

    最後に質疑応答の時間がありました。
    オリックスリビングさんが提供する住宅は入居一時金等自己負担が高くなるが、低所得者対策等は考えていますか?という質問に対して、春山氏は、対策は考えてはいない、一つのサンプル、一つの選択肢でいい。他にはもっと費用が高い有料ホームがあるので、それらと比較してほしい。私たちは「2階建バスサービス」という考えを持っている。全ての人が平等であれば昔の共産主義になるし、必要最低部分は1階部分(多分特養等を指していると思うのだが)で供給し、2階部分は自己責任(負担)で上がってくればいい。

    さてさて感想ですが、団塊世代の定年退職ということもあり、特養を含めシルバーハウジング等の入居施設これからはますます選別&淘汰されていく時代に入るでしょう。民間企業の特養参入というのは前から話題には上がっていますし、これからはもっともっと利用者へのサービス向上へとつなげていかなければなりませんね。当施設もまだ残念ながら一般的なスタンダードには達していませんので、職員一人一人の意識を変えていかなければなりません。
    また本シンポジウムは近畿福祉大学とオリックスリビングが協賛となっているため、会場にはリクルートスーツを着た学生さんたちが沢山参加していました。ところどころに会社のPRがありましたので、学生さんからしてみれば社会福祉法人とかよりも、より華やかに見えるのでしょうね。

    余談ですが、生「眞鍋かをり」ちゃんはとても可愛かったです!グッド

    (事務長A)

    コメント
    >>A事務長殿
    初めてカキコします。
    ブログがあったとは。。。

    内容はなるほど。。。
    参入枠が増えて取捨選択が
    出てくれば社会福祉法人の
    位置付けも難しくなるという
    ことでしょうかねえ。

    「2階建バスサービス」と
    いう考え方はチャレンジャー
    な発想ですね。
    素人ですが聴いてみたかった
    ですねぇ。

    またお邪魔します!
    • 隣村のドラ息子
    • 2007/02/27 4:44 PM
    隣村のドラ息子様

    また面白そうなシンポがあればお誘い致します!!
    それにしても春山氏の話し方ですが、自信満々なのは理解できるのですが、もうちょっと柔らかく話せないのでしょうかねぇ?
    • 事務長A
    • 2007/02/28 8:13 AM
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    「低所得者に向けた福祉サービスはお考えですか?」 会場に来ていた若者は、質問タイムにこうたずねました。 春山氏はその質問にたいして、はっきりと「考えていません」と仰りました。 春山満氏の会社の福祉サービスは、どうやら高所得者向けみたいです
    • えいごむら
    • 2007/02/27 9:13 PM

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